PM事業 PM事業

修了生の活躍状況

2019年までに第1ステージにおいて89名の修了生を輩出し、第2ステージにおいては15名が修了しました。修了生は企業や大学・研究機関、省庁などの幅広い分野で、本プログラムで培ったスキルや人脈を活かしながら、PMの能力を発揮して活躍しています。

《第1期修了生》  浅川真澄さん 産業技術総合研究所
藤井新一郎さん 東京大学 先端科学技術研究センター
古川拓さん TOKYO町工場HUB
《第2期修了生》  佐藤賢一さん 京都産業大学・ハテナソン共創ラボ
中島広子さん 防災科学技術研究所 気象災害軽減イノベーションセンター
《第3期修了生》  和泉究さん 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所

《第1期修了生》

「NEDOの大型プロジェクトなど、多くの研究開発に参画し、研究成果の創出に貢献」

浅川 真澄さん (第1期修了生)
産業技術総合研究所 材料・化学領域 材料・化学領域研究戦略部
イノベーションコーディネータ

pic

浅川真澄さんは、これまでに産総研の触媒化学融合研究センターの副研究センター長として、NEDOの大型プロジェクトなどの研究資金の獲得、国立大学との共同研究、研究環境の整備などを先導してきました。また、研究成果を議論する場でのディスカッションの中で、研究成果の価値創出に貢献してきました。
浅川さんは、現在、研究所のイノベーションコーディネータとして活動しており、企業ニーズと研究所のポテンシャルをマッチングさせ、企業の課題解決や新規事業の創出に貢献しています。同時に、民間資金を研究費として使える環境を整えて、研究者が社会の課題を認識して、自身の研究開発にフィードバックできるよう、活動しています。

「研究者と伴走するPMとしてJSTのERATOプロジェクトを推進」

藤井 新一郎さん (第1期修了生)
東京大学 先端科学技術研究センター
ERATO中村巨視的量子機械プロジェクト 研究推進主任

pic

藤井新一郎さんは、JSTのERATO中村巨視的量子機械プロジェクトに研究推進主任として参画しています。
中村プロジェクトは量子力学の原理を活かした量子情報処理技術を飛躍させて将来の「量子機械」の実現に挑む研究を行っています。藤井さんは、プロジェクトヘッドクォーターメンバーとして研究の進捗のマネジメントなどを行っており、2グループ約60人からなる研究チームを支えています。
また、藤井さんは、文部科学省による光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)量子情報処理技術領域のヘッドクォーターメンバーとして量子コンピュータ・量子シミュレータの研究推進や研究者人材の育成に寄与しています。

「起業して東京の町工場の新しいビジネスをプロデュース」

古川 拓さん (第1期修了生)
TOKYO町工場HUB 代表

pic

古川拓さんは、東京の町工場のものづくりの活力を高め、国内外で新しいビジネスをプロデュースする、さまざまな活動を行っています。
古川さんは、グローバルな事業環境の大きな変化を小規模事業者の飛躍の機会と捉え、TOKYO町工場HUBを起業し、高い技術力をもつ葛飾区や足立区などの多様な町工場100社以上のネットワークをつくり、新しい製品やサービスを生み出す活動を行っています。
また、古川さんは海外の起業家や留学生と町工場をつなぐ活動、海外のMBA学生のためにワークショップや町工場見学を開催するなど、ユニークな人材育成活動も行っています。

《第2期修了生》

「社会課題に向かいあって問いを立てる『ハテナソン』の活動を実践」

佐藤 賢一さん (第2期修了生)
京都産業大学 生命科学部 副学部長 教授
特定非営利活動法人ハテナソン共創ラボ 代表理事

pic

佐藤賢一さんは、社会課題を解決する取り組みのひとつとして、学び手が課題に関する潜在的な問題を問いの形で言語化し、共有する『ハテナソン』("はてな"+"マラソン"の造語)の手法を開発し、実践しています。
佐藤さんは、これまでに『ハテナソン』で問いをつくる活動を、地域・市民のコミュニティーや高校生・大学生の学びの場、研究開発や人材育成・組織開発のための研修の場などで実践し、またファシリテーターとして普及に協力する教員などにも展開してきました。参加者は、延べ5,000人を超えました。
社会から科学に、そして科学から社会に問いを投げかけるユニークな『ハテナソン』の活動の普及が期待されます。

「つながる力で関係者を巻き込み、降雨予報アプリの実証実験に約24,000人が参加」

中島 広子さん (第2期修了生)
防災科学技術研究所 気象災害軽減イノベーションセンター
連携推進マネージャー

pic

中島広子さんは、気象災害軽減研究に関する連携推進や知財業務などを行いながら、PM研修に参加し、ゲリラ豪雨の被害を軽減するための実証実験などに取り組みました(*注)
中島さんは、持ち前のコミュニケーション力を生かして大学等の研究者や企業との協力関係を築き、チームを作って研究を進めました。プロジェクトで提案されたデザインを既存の降雨予報アプリに実装し、ゲリラ豪雨からの避難行動を調べる社会実験を実施しました。この社会実験には、約24,000人が参加し、貴重なデータが得られました。中島さんは修了後も研究者らとともに、さらなる活動を続けています。

(*注)PM研修第2ステージ研究課題名:
脳波を用いたゲリラ豪雨直前予報伝達に向けた情報設計

《第3期修了生》

「研究リーダー兼PMとして宇宙研究のチームを牽引」

和泉 究さん (第3期修了生)
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
宇宙物理学研究系 国際トップヤングフェロー

pic

和泉究さんは、ヨーロッパ宇宙局が推進する世界初の本格スペース重力波望遠鏡ミッション(LISA;2034年打ち上げ予定)に参画し、JAXA宇宙理学委員会に設けられたLISAワーキンググループの研究リーダー兼PMとして約20名の研究チームを牽引しています。
和泉さんは、LISAに搭載される装置の開発および重力波源の理論研究を行う研究者チームのリーダーとして指揮をとり、国際協力で推進されるLISAに対して、わが国からも重要な科学貢献を果たすことを目指しています。
その第一ステップとして現在、2022年を目処にJAXA国際協力プロジェクトへの移行を目標として開発研究を進めています。
LISAは宇宙空間に1辺250万Kmの三角形状に配置した人工衛星間のレーザーの微小な揺らぎを計測して、宇宙のかなたから届く重力波を検出する装置です。重力波の観測により、巨大ブラックホール研究の進展などへの寄与が期待されます。



《第1期修了生2名の活躍状況をJSTホームページにも紹介しています》
JSTトップ > 事業成果 > 未来共創と人材育成 > プログラム・マネージャー(PM)の育成
科学技術イノベーション人材創出・活躍推進
https://www.jst.go.jp/seika/bt2019-11.html


このページの先頭へ